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『2015 世界大恐慌の足音が聴こえる』著者大竹愼一

発行 李白社/発売 徳間書店

定価 1600円+税

辛辣なトーンに貫かれる警告の書

長期にわたりニューヨーク・ウォール街で高業績を積み上げてきた敏腕ファンドマネージャーとして知られる大竹愼一、待望の著作。

「ウォール街から世界を俯瞰しながらアベノミクスを論じるならば、これほど滑稽かつ危険な政策はないと言わざるを得ない。アベノミクスについて的外れの評価、礼賛する日本のマスコミはここでもミスリードを誘い、結果的に国民を欺こうとしている」

 以上は本書のまえがきの一部だが、本書全体がこの辛辣なトーンに貫かれている。

 本書は生半可な国債暴落論を説く藤巻健史氏らの凡作とは一線を画すものだ。

 第一章では、日銀の異次元緩和を周回遅れのビリッケツ・ランナーにたとえて、アベノミクスがなぜ空中分解するかを解説している。

 第二章では、金融緩和と消費税増税という股裂き政策を痛烈にこきおろしている。

 第三章では、好調が続くといわれるアメリカ経済の死角を取り上げ、それほどでもないと辛口評価。

 第四章では、デフレ現象に苦しむ欧州を論じると同時に、ドイツの頑迷さを批判している。

 第五章では、ケインズ政策のワナに落ちた中国がいかなる工程でクラッシュしていくかを示す。

 第六章では、日本企業を叱咤激励。

 そして第七章では、大恐慌に襲われ焼け野原になった日本での生き残り策を授けてくれる。

 ざっとこんな構成になっているが、大竹氏の警告を集約するとこうなる。

 2008年のリーマン・ショックは10年に1度の「並みの恐慌」であり、「70年に1度の大恐慌」がいよいよ襲いかかってくる。大変な時代がやってくるが、それでも知恵のある者なら生き残れるのだと。

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